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2007年12月25日

2007年11月のトルコビーズ学会の報告_by ビーズ作家、曽野リキ

2007年11月22日から25日までトルコのイスタンブールで行われた、
ビーズ学会の広告(カディール・ハス大学にて)

「学会に参加するの。」というと、

きまって何の学会?ときかれる。

 

「・・・・ Bead Conference・・・・」と何人かに答えると、

決まって?え?なに?と聞き返された。

 

日本では私がビーズ関係の仕事をしていることはほぼみんな知っているので、
へぇ、そんなのがあるんだぁ、位にとってもらって終わるんだが、
外国ではみんな私のことを知らない人ばかり。

学会という、オフィシャルな響きと、ビーズ、
という言葉があまりマッチしないから聞きなおされたのかもしれない。

この学会ではビーズのことを、研究している学者の方々も、大勢参加をして、
ビーズが歴史的にどういう役割をしてきたかということなどの講義もたくさんあった。

ビーズ(素材としての)歴史や研究のレクチャーと
ビーズワーク(どのような技法で、ビーズが使われてきたのか)のレクチャーが
2つの会場で3日間、同時進行していた。

ワークショップも毎日行われ、参加者は自分でプログラムを組む。
また学会参加者先行販売のビーズや、ビーズの完成品などのバザーがあった。
トルコの特産品、である、レース織りのアクセサリーや、
アフガニスタンのビンテージメタルパーツ、日本人の私には珍しい。

これからビーズをもっと学術的に広めて、
ビーズ研究の地位を確立していきましょう、
と呼びかける声にみなが賛同したと思う。

 

私はつくり手として、またビーズの魅力にうきうきする立場として、
ビーズの研究、などと、大変そうな響きのあることを考えたことはなかったけれど、
ちょっとした知識が少しでもあることは創造をして行くことの助けになることは確かだし、
できる限りのことを、この学会で学んでいこうとおもった。

 

時間はかかりそうですが、少しずつまとめていきます!

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