ビーズグランプリ2006 名古屋会場 より 小田井のリこさんのレポート
ワクワクどきどきしながら会場入り。
入り口では「展示品にお手を触れることは禁止です。写真撮影も禁止です。」
と注意を受けながら目に入ったのは
スワロフスキーの立体モチーフたち。
うーん
これを触らずにみるだけなんてつらいなぁぁぁと
思いつつ前から横から後ろから上からと観察。
手にとって見たぃぃぃぃぃぃ〜と心の中で叫んでました。
ビーズ織りのBagの作品展示はきらびやかで
高価な和服や帯を連想させられ
同様に展示されているヨーロッパのアンティークな作品に
ひけをとらないできばえで
日本人だって負けてないな〜と嬉しくなっちゃいました。
「クリエイト ユア スタイル ウィズ スワロフスキー」
この会の案内ちらしにも印刷されている
エジプト王家の装飾品のような作品の前、
イギリス在住日本人アクセサリーデザイナー、KINGさん作の前で
足が止まりました。
「どうなってるんだろう〜」と
またまた手にとってみたいという衝動と
身につけてみたいという想いが交錯して
しばらくその作品の前でたたずんでしまいました。
これが「ビーズ」の世界
「ビーディング」の世界
「クリエイト」の世界
衝撃を受けつつグランプリ受賞作品へ。
ほとんどのお客さんがビーディングをされているような方ばかり。
じっくりじっくりとこの場で
作品を鑑賞しセンスを磨こうと熱心に見入っている様子。
負けじとこっちもじっくりじっくり。
今回の案内ちらしの表紙に使われている作品
この二作品が今回の象徴なのかな?
「オリエンタル〜神秘」のネックレス
「ヴァルハラ」のブレスレット
当然だけど細部にまでこだわりが感じられて
手に取りたい衝動が・・・
平林由紀さん作、オリエンタルのネックレスは細かく細かく
様々な材料が取り入れられていて
見てるだけなのにパターンを想像してうなってました。
松林恵子さん作、「ヴァルハラ」のブレスレット。
もぉ〜どうなってるの?
ここに作者さんがいて欲しい〜!
天使の羽のような形状に大きなカボッション
裏側がどうなっているのかひっくり返して
観察したい〜どうやって作ってあるのか質問したい〜
ビーダーのはしくれの血が騒ぎます。
ガラスアートの作家さんの言葉で
「出来上がった作品にたどり着くまでの工程が7割」
ビーディングもしかり。
出来上がった作品がどういう過程で
どういう変遷を経てここにたどり着いたかにも興味がわきます。
いけばなも生ける前の段階から見ているのが楽しいように
ビーディングもその工程がみられたらいいのに。
そんなことを考えながら二作品を眺めて
いろいろなことを想像していました。
私、防犯カメラで怪しく見えてたかな?
作品に張り付いて
四方八方から覗き込んで考え込んでたから。あははっ。
そして見たかった
曽野リキさんの 「GoldenBlossam」
トルソーに飾られていて
思いっきり近づいて細部まで観察。
こんなに細かく作業を施されていて
立体的に美しい作品をマジカで見てまたまた衝動が。。。
自分でつけてみたい〜
そんな衝動を抑えながら
次のコーナーの販売コーナーへ。
展示作品のキットと
会場限定キットが目に付きました
5万円のキットも発見!
地元愛知県 長久手の「ジュリアン」も
会場限定のキットが大好評のよう。
ここのお店はアンティークビーズが多くあり、
なかなか手に入らない金具等があるので
要チェックのお店の一つです。
この販売コーナーでの楽しみは
お店のキットや材料購入だけじゃない。
販売されている作家さんとの交流もここでできるので
ビーディング愛好家としてはこんなにすばらしい世界は他にない!
会場に隣接しているアクセサリー講習会は予約制ですが
平日ならあいている時間もあるらしいです。
いろいろな作品に挑戦できるチャンスなので
これだけに参加するのもビーダーにはいい勉強になりますね。
さらに会場内の探索を続けると
予約制じゃなくても受けられる講習がありました!
フりーメタリコの販売ブースで
キットを購入するとその場で講習を受けられます。
30分でコサージュができあがるそうです。
イタリアからやってきた銅製のリボン「フリーメタリコ」に
初挑戦するにはいいチャンスですね。
繊細なレースのようなフリーメタリコを
作品に取り入れるのもおもしろそうです。
そうそう 展示会場内でファセットの入ったパールを発見。
真珠にダイアモンドのように
カットが入り研磨されて「華真珠」という名前のようです。
この手法の真珠は以前 ハイジュエリー展示会で見たことがあります。
真珠の輝きが光るのです。
デヴィ・スカルノさんも大きなバロックパールに
カットを入れて作らせたネックレスをお持ちで
「おもしろいでしょう〜こんなことするのは私くらいかしら」と。
きっとこの華真珠とは違う技法で作られているものでしょう
会場内で直接確かめてみてください。
真珠の新たな魅力が引き出される技法でできあがった
真珠の展示も真珠好きには新たな感動がありました。
気軽に作品に使える値段だといいな〜
気になる価格は不明でした。
盛りだくさんの展示会は
ビーダーにとって刺激があり
楽しくすごせる場所で勉強の場でありました。
ビーズグランプリ2006入賞作品展、
名古屋会場から
ビーズアクセサリーネットショップ
ピアスやさん主宰、
小田井のりこさんのレポートでした。